環境調査
環境調査
現代社会では、社会インフラサービスにおいて、環境への配慮、多様化への対応が求められています。計画設計においても、他分野との連携・協働がますます重要になってきています。自然と人とが一緒に生きるため、一番良い方法がきっとあるはずです。私たちは、様々な技術の連携により、人にも生き物にも優しい空間の創出を目指し、環境に対する徹底した調査と分析で、その答えを探り続けます。
業務分類
- 環境アセスメント
- 大気質、水質
- 騒音、振動
- 猛禽類調査
- 魚類生態調査
- 動植物、海域
当社は小浜湾に面し、自然環境豊かな土地に立地する建設コンサルタント会社です。当社の特徴は、自然環境調査に優れているところです。特に、立地環境を活かして、海域における自然環境調査を得意にしています。福井県立大学海洋生物資源学部小浜キャンパスとの交流が盛んであり、大学からの調査・研究への助言、当社への学生の受け入れが活発です。
代表的な業務として、魚類調査および藻場調査があります。海域だけでなく、希少植物の保全対策も行っています。当社は日本全国の自然環境を保全するために、調査・研究に邁進します。お気軽にご相談下さい。
主な業務実績
魚類調査
・シロウオの生態調査
シロウオLeucopsarion petersii(スズキ目ハゼ科)は、河川を遡上するものが漁獲されていますが、減少しており、環境省の絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。若狭地方の初春の風物詩であるシロウオ漁を将来世代に引き継ぐために、絶滅危惧種シロウオの個体数回復に努めるべく、福井県、福井県立大学、福井県立若狭高等学校および当社が協働して、シロウオの海域における時空間的分布および生態を調査・研究しました。その成果は学術誌に発表しました。https://doi.org/10.18960/hozen.2025
藻場調査
・ホンダワラ科褐藻の遷移調査
近年は沿岸域の藻場の減少により磯根資源の漁獲量が減少しています。その対策として、福井県は藻場を新たに造成し、面積の拡大と磯根資源増大を図っています。当社は、藻場造成後の海藻類(ホンダワラ科褐藻)の遷移をモニタリングしています。
植物調査
・エビネの保全対策
近年は日本のラン科植物の7割が絶滅危惧の状態にあります。ラン科植物の1種であるエビネCalanthe discolorもまた、環境省の準絶滅危惧および福井県の県域絶滅危惧Ⅱ類に該当します。エビネをランミモグリバエなどのハエ類の被害から防除するために、人工授粉および袋掛けを行い、果実および完熟種子の生産に及ぼす効果を検証しました。https://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/advpub/0/advpub_2303/_article/-char/ja/
瀬田川沈水植物調査
悪臭や船舶の航行障害になる沈水植物の調査と、今後の対策を検討しました。 沈水植物の繁茂状況、生息環境の調査及びとりまとめが的確に行われたことが評価され、国土交通省より業務表彰していただきました。
(近畿地方整備局琵琶湖工事事務所 平成21年度優良工事等施工者表彰事務所長表彰)
※まずは「お問合せフォーム」or「お電話(0770-56-2345)」にて、ご依頼下さい。